検診2 乳がん検診はマンモグラフィ+超音波診断(エコー)がお勧め~

2年連続してマンモグラフィを受け、2.2cmになっていたのに
なぜ前年にもっと小さな腫瘍が画像に写らなかったのだろう。
この疑問は診断が確定するまで引きずりました。

しこりが1cmになるのに10年くらいの月日が必要と言われています。
私のしこりは発見された時点で2.2cm。
ということは、一年前の検診時には明らかに
1cm程度の大きさで胸の中に存在していたはず。
それを見逃された・・・検診って何なんだろう?
そんな疑問が生まれました。
検診時に判定をした医師に尋ねると、医師も疑問に思い、
1年前の画像を取り出して再度チェックしてみたとのこと。
「これかな・・」と思った黒い点のようなものがかすかに見えたけれど、
その時は要検査に至らなかったのだと言われました。
この時に気づいてくれる医師だったら・・そう思います。
気になると言ってもらえれば、自分で精密検査に進んだのに・・・。
その時の検査を責めるつもりはないけれど、
検査も完璧ではないことがここで明らかになったわけです。

それでも、もしも2023年に連続して
2度目の検査を受けていなかったら・・と考えると恐ろしいです。
乳がんは自覚症状がないので、かなり進んでしまわない限り
症状として自覚できないのです。検診を100%当てにはできないけれど、
検診の内容を吟味して、自分で注意していく必要があります。

私の場合、要検査になって受診し、
その日に受けたエコーでしこりがはっきり写り、
その場で針検査がなされ、確認に回されることになりました。
その結果乳がんの診断が下りたのですが、
エコーにはっきり移ったしこりを見て、
あらためてエコーの必要性を感じました。

調べていくと、マンモグラフィはもともと
アメリカ人の女性向きの検査機器とのこと。
乳房には高密度、脂肪性、高密度、不均一高密度のうタイプがあり、
高密度と不均一高密度の2種は要注意なのです。
日本人の女性に多い乳腺が複雑に胸の中に張り巡らされた
高密度タイプの乳房の中のしこりは
乳腺と同化して見えにくいそうです。

でも、エコーでなぞるとはっきり見えます。
それなら最初から乳がん検診はエコーにすべきでは?
そんな疑問が浮かびます。

その疑問を主治医にぶつけてみると・・・
確かに実体のあるしこりを鮮明に映し出すのはエコーだけれど
ガンに発展する可能性のある石灰化の状態は
マンモグラフィの方が映りやすいとのことだった。
私の場合は高密度タイプではないのでマンモグラフィで石灰化の状態を見つけ
再検査としてマンモグラフィで縦横両方で撮影し、
その後エコーに進むのがいいと言われた。

自分の乳房が何タイプなのか知っておくといいですね。

そして、日本人には日本人にあった検査システムを選んでいく必要があります。

いずれにせよ、情報を集めて疑問が出たら医師に確認する。
自分の検査、治療に積極的に関わっていくことが重要だと思います。

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